「分筆」とは、一つの土地を複数に分割する手続きを指します。
相続や建物建設の際など、さまざまな理由で利用されますが、今回は特に不動産売却に焦点を当て、分筆のメリットや手続き方法について詳しくご紹介します。
宝塚市、伊丹市で土地を相続された方、川西市、尼崎市、西宮市などの近隣エリアに土地や不動産をお持ちの方は、参考にしてみてください。
◆不動産売却における分筆とは?
分筆は、土地の一部を売却する際に活用される手続きです。
土地を複数に分け、登記上もそれぞれ別の土地として登録することで、一部を自由に売却できるようになります。
分筆を行うことで、売却する部分と残す部分が明確になり、トラブルを防ぎつつスムーズに取引を進めることが可能です。
◆分筆のメリットとは?
分筆を行うことで、不動産売却時にいくつかのメリットがあります。
・トラブル防止:分筆しないまま土地を売却すると、境界が不明確なまま取引が進み、トラブルに発展する可能性があります。分筆することで、明確な境界が確立し、そうしたリスクを回避できます。
・権利関係の整理:分筆によって土地の一部を異なる権利関係で登記することが可能になり、売却後の権利関係が明確になります。
・税金面のメリット:分筆した土地が大通りに面していない部分は、評価額が低くなる可能性があり、それにより固定資産税が減額されることもあります。
◆分筆の方法とは?
土地の一部を売却するために分筆を行う際には、いくつかの手続きが必要です。
1.事前調査
まずは登記簿謄本などの土地関連資料を用意し、「境界画定測量」を行います。
これは隣接する土地との境界を確定するための調査で、土地家屋調査士に依頼します。
2.分筆案の作成
土地をどのように分割するかを決めます。
この際、土地家屋調査士がサポートしてくれる場合がほとんどです。
3.境界標の設置
隣接地の所有者や市道・県道が隣接している場合、関係者の立ち会いのもと、境界標を設置します。
4.土地分筆登記
最後に「土地分筆登記」を申請します。
登記申請書や測量図、境界確認書などが必要となるので、事前に書類を揃えておきましょう。
こうして分筆が完了すれば、土地の一部を売却できるようになります。
◆まとめ
不動産の一部を売却する際、分筆は非常に有効な手段です。
税金軽減や権利関係の整理といったメリットがあり、売却以外の目的にも活用できます。
宝塚市、伊丹市、またはその近隣エリアで広い土地を所有しており、一部を売却したいとお考えの方は、分筆の方法を参考にして、スムーズに取引を進めましょう。
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